専門医の一言で「私は妊娠出来ない・・・」と考えてしまう。

「私は妊娠出来ないカラダみたいです。。。」

不妊鍼灸を受けられていた患者様から言われた言葉です。

丁度不妊鍼灸を受けられて1ヶ月半が経った頃でした。

なぜそう思ったのか話を聞いていくと当時受診されていた産婦人科で言われたそうです。

「左側の卵管詰まってるから自然妊娠は難しいかも。」

「でも卵管を手術で広げれば妊娠出来ると思うよ」と、先生は続けたそうです。

ご本人はかなりショックが大きかったようで、どうしようか手術もすべきなんだろうかと悩んでおられました。

卵管が詰まっているから妊娠出来ない、旦那様に申し訳がない、私のカラダはおかしい等、自分を責めていました。

知識の少ない立場の人からすると専門医の言葉は心に突き刺さってきます。

旦那様と二人で検査したけどどちらも異常がなくだけど妊娠出来ない。。。

そんな時に卵管が詰まってると言われると完全に自分のカラダのせいだと思ってしまうのは当然です。

だから僕は言いました。

「大丈夫ですよ！」と。

なぜ卵管が詰まるのか？

卵管は卵巣から子宮へ排卵された卵子を通す道です。

この道が何らかの影響で狭くなったかもしくは詰まってしまったのだと考えます。

僕は詰まったというより狭くなっていると考えます。機能的に詰まってしまう人もいますが。

その卵管がなぜ詰まってしまうのか。

一つ目は骨盤の歪みが関係しています。

特に現代の女性は骨盤が後傾しています。

骨盤が後傾していると子宮と卵巣、卵管の上にある腸が下がってきて圧迫してきます。

こういう事が日常的に続くと卵管が狭くなってしまってもおかしくありません。

ご自身の骨盤はどの状態かチェックされるのもいいでしょう。

二つ目は便秘です。

長期間便が腸内で留まるとその重みや腸のしなやかさがなくなりこれも卵管などを圧迫してきます。

三つ目は手術歴がある。

今までに手術でお腹を切り開いた経験がある方は腸内が捻じれていたりする可能性があります。

その影響で卵管など圧迫もしくは絡まってしまい卵管が詰まる事があります。

卵管が詰まるのにも以上の事が考えられます。

「卵管が詰まってるから妊娠出来ない」は本当なのか？

上記でも述べましたが完全に詰まっているのなら手術が必要ですが、ほとんどの場合狭くなっているが正しいと考えます。

現に妊娠出来ないと言われていた患者様もその日から一ヶ月後の通水検査では左卵管の詰まりは改善していました！

卵管が詰まっているから即手術よりもまずは一ヶ月でも骨盤の改善から取り組んでみる事をオススメします。

すると卵管も通ってきますので、卵管詰まる≠妊娠出来ないとなりますよね。

結果、３ヶ月に妊娠報告を頂けました！！

この方は僕の事を信じて頑張って下さいました。

特別な事は何一つなく地道に施術と自宅トレーニング、食事改善を行ってくれました。

強いて大きな要因としては考え方が変わった事だと僕は思います。

どんなにいい施術、トレーニング、食事をしていてもその方が不安でいっぱいいっぱいになっていればなんの効果も出ないです。

僕はその方が絶対妊娠出来ると思っていました。

根拠はありませんが、絶対妊娠出来ると思って来院される度に「大丈夫！！」と声を掛け続けていました。

デリケートな悩みだし誰にでも相談出来る事でもない、ネットやテレビからもネガティブな情報が入ってきます。

だからネガティブな考えになって当然だし自分のカラダを信じれなくなるのも当然の事です。

僕はそんなあなたをあなた以上に信じてあげられる存在になりたいと思って「大丈夫！！」と常に声を掛けています。

この記事を読んで少しでも希望を持ってくれる人がいれば幸いです。

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