今回は女性の健康学という題目で妊活に必要な知識を載せていきます。
僕自身が医師ではないのでここでは、ぼくなりの健康学という目線から書かせて頂いてます。
分かりやすく解説する為に病院で聞いている事とニュアンスが違ったりするかもしれませんが、ご了承下さい!

ママとお腹の子の為に知っておいてほしい事


ここでお伝えする事は妊活中~妊娠初期に必要な栄養素と知識です。
まずはお腹の赤ちゃんの事を考えた時に赤ちゃんのカラダは90%が水で出来ています。その水はお母さんが飲み、食べた物から赤ちゃんは水分を取り込んでいます。なので、妊娠中の10ヶ月はキレイなお水を2人分とは言いませんので、少し多めに飲むように心掛けてみましょう。具体的な量でいうと、カラダに必要な水分2リットル飲んでる方はプラスで200ミリリットル(コップ1杯分)を飲んでみてください。
次に妊娠初期に必要な「葉酸」です。これはネットで調べたり、病院で聞いたりしているのでご存知の方もいらっしゃると思います。妊活中~妊娠初期に必要な「葉酸」は食事で240μg+サプリで400μgとされています。「葉酸」の働きとしては赤血球の生産、胎児の神経を作る、体の発育を促す、流産しにくくなるなど大切な役割を担っています。
胎児の体を構成する血液や内臓、皮膚、筋肉に欠かせない栄養素「タンパク質」。英語では「プロテイン」と呼びますが、ラテン語では「一番大切なもの」の意味だそうです。タンパク質が不足すると出産後、母乳が出なくなる恐れがあります。母乳はママの血液と水分で出来ているからで、ママのカラダが栄養不足だと出せるものがないので出ません!妊活中から積極的に摂ることをおススメします。タンパク質にも2種類あって動物性たんぱく(ホエイプロテイン)と植物性たんぱく(ソイプロテイン)があり、後者の植物性たんぱくを摂る方がいいでしょう!牛や豚などの動物性たんぱくは同時に牛脂(体内で固まる脂)も体内に摂り入れるので妊活中の方、妊婦さんは避けられた方がいいですね。魚や植物性たんぱくなどは低温でも溶ける油なのでこちらがおすすめ!
魚の油はDHA、EPAが豊富でママにもお子さんにも必要!ただし、妊婦さんがマグロを食べるのは避けて下さい。魚を食べるなら小魚に。マグロなどの大型魚は食物連鎖の頂点なので海に漂っているマイクロプラスチック等の不純物、小型魚の毒素などが集まるためです。
植物性たんぱくを摂る場合も、イソフラボンの摂り過ぎにもご注意を!普段より少し多めを目指してください。

妊活中、妊娠中の方がこまめに摂るべき栄養素とは?


胎児の成長スピードは想像以上に早くて、栄養素がたくさん必要です。特に消費スピードが速い栄養素「ビタミンB群、ビタミンC」です。このビタミンB、Cは水溶性ビタミンで血管や細胞分裂の代謝を手助けする為、常に足りない状態です。サプリなどでこまめに補給しましょう。

・ビタミンB ・・・ 神経発達、細胞の代謝促進、糖質・脂質・タンパク質の分解によるエネルギー産生、乳酸分解、疲労回復など。3~4時間おきに補給が必要。食事での摂取は難しいのでサプリが効率的。糖質・脂質の過剰摂取で消費スピードが早まるので遅らせる工夫も大切です。

・ビタミンC ・・・ 血管のしなやかさとアンチエイジング、血管の作成、免疫アップ、肌の若返りなど。3食の食事では足りないのでこまめな摂取が必要。果物やサラダは品種改良されているのでビタミン少なく、糖質多いので酸っぱい果物を。

赤ちゃんの発育に必要なビタミン、ミネラルは?


「葉酸」「ビタミンB₆、B₁₂」「亜鉛」「鉄」「カルシウム」「マグネシウム」「ビタミンD」それぞれの働きも理解しておきしょう。

・葉酸、ビタミンB₆、B₁₂ ・・・ 妊婦さんには重要な栄養素。8種類あるビタミンB群の内の3つ。赤血球形成の元になる素材で胎児とママの2人分必要。つわり予防にもなる。
・亜鉛 ・・・ 細胞分裂を促す、不足すると赤ちゃんが低身長に可能性が高まる(授乳で不足すると身長が伸びない可能性がある)、胎児は毎日ものすごい勢いで分裂しているので意識的に摂ることが大切。初乳には亜鉛が豊富。
・鉄 ・・・ 不足すると酸欠、貧血になる。イライラ、うつ、たちくらみ、頭痛、肩コリの原因にもなる。
・カルシウム、マグネシウム、ビタミンD ・・・ 妊娠前後でホルモン量異なるので代謝も異なってきますので、むやみやたらと摂取する事は避ける。サプリを使う場合は妊婦さんでも飲んで大丈夫な物を選びましょう!摂取量の割合は、Ca2:Mg1:VD1の割合がベスト。(カルシウム2に対してマグネシウム、ビタミンDはそれぞれ1)ビタミンDはカルシウムの代謝にも影響するのと、免疫を高めるタンパク質を産生する。

基本的に必要ない栄養素はありませんが、大まかに分けてこれらの栄養素が必要になってくるという事をご理解ください。

妊活で重要な油の質


油の質で妊娠率や卵子と精子のグレードが上がる、胎児の脳の形成、IQ値を高めてくれると言われています。病院では葉酸やビタミン、ミネラルの摂取をすすめられますが実は油の質は大切!油には2種類あって魚や植物の「油」と牛や豚、鳥の「脂」があります。「脂」は37.0℃で溶け、低温では固まる性質がある為、体内に入ると固まりやすく授乳中は牛肉や豚肉は避けた方が良いです。乳腺炎になる恐れがあります。対して「油」は低温でもサラサラとしている為、積極的に摂った方がいいです。魚の油にはDHA,EPA(オメガ3系)が豊富で妊娠中にたくさん摂って生まれたお子さんのIQ値が明らかに高かったという実験結果も出ています。ただし妊娠中、妊活中の方はマグロなどの大きな魚を食べるのは控えて下さい。前述したように大きな魚には海水に漂うマイクロプラスチックや小魚などの毒素がたくさん体内残っているそうです。なるべくサプリで摂りましょう!
次にサラダ油です。サラダ油ではリノール酸とリノレン酸が約4:1の配合が望ましいと厚生労働省からも推奨されています。リノール酸、リノレン酸の割合で体の内側と外側に炎症が起こるかどうかが決まります。アレルギーはこれが原因です。油の酸化を防いでくれるオレイン酸も大切!オレイン酸は70%以上のものを選びましょうね。
脳の60%は油で出来ており、40%タンパク質です。赤ちゃんの脳は70%がお母さんのお腹の中で作られます。生後1000日で+20%が出来上がるのでカラダに摂り入れる油には気を付けましょう。

赤ちゃんに糖質は必要?


よく妊娠すると、お母さんやお祖母ちゃんから「2人分しっかり食べないとだめよ!」と、耳にします。結論から言うと赤ちゃんはお腹の中で動かない時間の方が多いので糖質はたくさん必要ありません!逆にお米や炭水化物を食べ過ぎて赤ちゃんが低体重で生まれるといった事が多いと報告されています。ご飯をしっかり食べるというよりも赤ちゃんが欲しがっているか、赤ちゃんに必要な栄養素を摂れているかに意識を置いた方がいいでしょう。
糖質が多い ⇒ 消費できない ⇒ お母さんに残る ⇒ 糖尿、妊娠中毒、うつ、イライラetc
結果、お母さんが大きくなって子供が小さく生まれる現象が起こります。子供が欲している食べ物を食べているとお母さんは小さくて子供が大きく育ちます。
ここを分からず小さく生んで大きく育てると、お子さんが糖尿病になるリスクが50%以上になる恐れがあります。生んだ後の食事など気を付けてあげるだけで糖尿病のリスクは回避できますので安心してください。

最後に・・・

必要なものを絞って書かせて頂きました。なのでこれが全てではありませんが、これを知って気を付けるだけでも妊娠確率も上がりますし、妊娠中の方は母子ともに健康に過ごせると思います。
妊活中の方が当サロンに来れれますが、皆さんによくお話するのが妊娠の為に頑張るのではなく、ご自身のカラダにお子さんは宿りますので妊活中の方はご自身のお身体をご自愛ください。
では次回のブログをお楽しみに!